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innocent at every scene

かぐやひめ

妻が子供に読んで聞かせていた『かぐやひめ』のストーリーがツッコミどころ満載だった。
こんな話だったのかと、大人になってみて分かる現実。
まず、五人の求婚者(皇子)に出される難題がなんとも。。。
A:インドにある仏様が使った鉢
B:遠い山にある宝の玉のなる木の枝
C:火のネズミの皮衣
D:龍の持っている玉
E:ツバメが生むという子安貝

AとDの難易度が違いすぎないか!?
A,Bは見つけてくればOK。でもC,Dは凶悪生物との死闘になる悪寒。
で、Eはいきなりガセっぽいニュアンスあり。
で、それぞれの結末はというと・・・
◎インドにある仏様が使った鉢
インドに行くと見せかけて山に隠れました。
そして山奥で古い鉢を拾うと、綺麗に洗って持ってきました。
「遙々インドまで行って手に入れた仏様の鉢です。綺麗でしょう?」
かぐや姫は鉢を磨きました。
「仏様の鉢なら磨けば磨くほど光り輝くはずです。これはちっとも輝きません。どこかで拾ってきた鉢ですね。」
かぐや姫はたちまち偽物の鉢を見破ってしまいました。

あー、難易度が低いのにもったいねー。
ちゃんとインドまで行けば万事うまくいったのにアホですね。
やっぱ色恋沙汰で手を抜いちゃいかんよな。
◎遠い山にある宝の玉のなる木の枝
たくさんの職人を集めて、見事な『宝の玉のなる木の枝』を作らせました。
「みごとでしょう?やっと見つけることができました。」
すると、庭先にどやどやと沢山の男たちが入ってきました。
「宝の玉のなる木の枝をお作りしたお金を払ってください。」
「こ、これ。何をいうーーー。」

金払えよ。仮にも皇子なのに。
かぐや姫の家は大金持ちという設定なので、それを見越して予算オーバーで発注?
職人たちは確信犯ぽいし、意外としたたか。

◎火のネズミの皮衣
商人から高いお金で火のネズミの皮衣を買ってきました。
「世界中探してやっと見つけました。本当の皮衣は火に入れても燃えません。火に入れてみましょう。」
皇子は自信たっぷりに、皮衣を火に入れました。するとたちまち燃えてしまいました。
「あの商人は、わしを騙したな!」
皇子はぷりぷり怒って帰って行きました。

ズルしようと思った訳じゃなく、たまたま悪徳商人に騙された?
どこにでも人の弱みにつけ込んで悪事を働く輩がいます。
しかし検証実験をいきなり客先でやってしまうというのがウッカリでした。
◎龍の持っている玉
龍を探しに海へ出て行きました。
ところが、もの凄い嵐に出会って船はもまれ続けました。
皇子は生きた心地もありません。天に向かって祈り続けたので、海はやっと静まりました。
皇子はヘトヘトに疲れて都に帰ってきました。それっきり、かぐや姫のところには現れませんでした。

PTSDを発症しちゃいました。
しかし何を祈ったのだろうか?やましい気持ちがあったから、それ懺悔していたのか?
◎ツバメが生むという子安貝
屋敷の軒先にツバメが巣を作っているのを見てニッコリ。
すぐに櫓を組ませてツバメの巣を手に入れました。
「ややっ!ツバメの子安貝があるぞ。これで、かぐや姫はわしのものだ。」
あまりの嬉しさに叫んだとき、綱がプッツン。皇子は下に落ちて腰を打ってしまいました。
皇子は歩けなくなってしまいました。子安貝だと思ったのはツバメのフンでした。

うわーん。この人全然悪くなーい。(涙)
とりあえず近場から探してみて、偶然見つけたツバメの巣でこの運命。
かぐや姫の怪しいパワーで不幸になっているとしか思えません。
さて、各々の結末を見てみると
・身銭を切っていない。
・何も行動していない。
・かぐや姫を騙そうとしている。
ということで『インドにある仏様が使った鉢』の皇子が一番の悪人です。
でも一番実害がないのも彼。
悪いことをしたからといって裁かれるとは限らない。
良いことをしたからといって報われるとは限らない。
そんなリアリティのあるお話でした。
その後、かぐや姫は月に帰られなければならないことを
おじいさんとおばあさんに告げます。
つまり、最初から誰とも結婚する気などなかったのです。
ひどい。ひどすぎます。だったら、普通に断れよ。(プンスカ)

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